鰻は夏の土用に限らない!

夏は身体を冷やす食材がう~んと店頭に並びます。
トマト、きゅうり、茄子、西瓜・・・。
どれも強い日差しに負けないチカラを実にまとう野菜です。
では、夏の土用に食べる「ウナギ・鰻」は?

土用の定番、「ウナギの蒲焼き」を薬膳の視点で見てみると・・・
□うなぎ・・・・・温性、甘で胃脾(一般に言う胃腸とは違います)を養う。
□山椒・・・・・辛
□肝すい・・・・・苦

夏の体を『冷やす』食べ物と捉えずに、滋養強壮の料理のようです。甘による胃脾を養う時は鹹も必要ですが、これはウナギのタレでバランスがとれます。そして辛の山椒は腸の調子を整えると考えられますからとてもよい組み合わせなのです。更に肝すいがつけば、夏に必要な“苦味”も加わるのでパーフェクトといえます。
ただし、油っこいので本当に胃腸が弱ったひとには不向きかもしれません。
土用のウナギ・・・単に平賀源内のウナギやさん用の商売の文句だけではないようです。

土用?

季節の変わり目を示す土用。
夏の土用が有名ですが土用は年4回。
●立春(2月4日ころ)●立夏(5月6日ころ)●立秋(8月8日ころ)●立冬(11月7日ころ)と二四節気と陰暦で季節の変わり目となる全ての節気の前にあります。
この土用は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期と考えられていて、特に消化器系が弱まると考えられますから、夏の土用だけでなく、季節の変わり目・・・つまり、ゴールデンウイーク前とか10月後半から11月頭、1月後半から2月にかけてがうなぎを食べるのに、おすすすめのタイミング。
真冬、真夏ではなく“変化する時期に十分な注意を”という先人の知恵は大事にすべきでしょう。